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スポーツ業界用語・専門用語集(五十音順)

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スポーツ業界には、業界用語・専門用語がたくさんあります。スポーツ関連の仕事を目指している人や、業界で働き始めた人のために、スポーツ業界の専門用語を五十音順で解説します。

(※新しいワードを続々追加中です)

あ行

アイシング

(あいしんぐ)

炎症を起こしている部位を、氷などを使って冷やすこと。血流を一時的に減少させることで、外傷や関節痛、筋肉痛などに起因する炎症を抑え、痛みや腫れを緩和する効果があります。怪我をした直後の対処としてはもちろん、運動後の筋肉や関節のケアにも有効です。

アスレティックトレーナー

(あすれてぃっくとれーなー)

スポーツ選手の健康管理と外傷・障害予防をサポートするトレーナーのこと。怪我の予防を主軸にトレーニングやコンディショニング全般を管理し、試合中や練習中に負った怪我の応急処置も行います。アイシングやテーピング、止血等に関わる専門知識が求められます。

アスレティックリハビリテーション

(あすれてぃっくりはびりてーしょん)

怪我や故障の治療を終えたスポーツプレイヤーが、競技生活に復帰するために行うリハビリテーション(機能回復訓練)のこと。通常のリハビリテーションが日常生活への復帰を目的とするのに対し、アスレティックリハビリテーションでは競技への復帰と怪我・故障の再発予防に重点が置かれます。アスレティックリハビリテーションを担当するトレーナーは「アスレティックトレーナー」等と呼ばれます。

アダプテッドスポーツ

(あだぷてっどすぽーつ)

心身に障がいを持つ人、高齢者、子どもなど、さまざまな人が一緒に楽しめるように工夫されたスポーツ競技。既存のルールや用具を改定して行われる競技のほか、新たに考案された競技も含みます。「アダプテッド(adapted)」は英語で「適合した」を意味します。

アミノ酸

(あみのさん)

体内でタンパク質を構成している、小さな成分のことです。タンパク質は、身体を動かすエネルギーのもととなる栄養素であり、筋肉や皮膚、内臓などを作るためにも必須の物質です。タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されており、アミノ酸が1種類でも欠乏するとその生成が困難になります。

インターバル

(いんたーばる)

英語の「interval」は「間隔」を表す言葉で、スポーツにおいては、運動と休憩を交互に繰り返すトレーニング方法を指します。たとえば、一定時間全速力で走った後に一定時間歩く(もしくは遅く走る)というように、緩急をつけて行います。インターバルは、心肺機能の向上や脂肪燃焼の促進に効果的で、短時間で体力をつけたい時にとくに役立ちます。

ウエイトトレーニング

(うえいととれーにんぐ)

筋力トレーニングのうち、バーベルやダンベル、油圧・空気圧を利用したマシンなど、筋肉に負荷をかける用具・器具を使用して行う運動のこと。「ウェイト(weight)」は英語で「重し、重量」を指す言葉であり、ウェイトトレーニングは筋肉や持久力を鍛えるために「重し」を利用することから、こう呼ばれます。

ウォーミングアップ

(うぉーみんぐあっぷ)

運動やスポーツ競技を始める前に行う、軽い体操やストレッチ、準備運動全般のこと。「ウォームアップ」とも言います。目的は、筋肉や関節を温めて血液の循環を促進し、急激な負荷によるケガを予防すること。肉体を運動に最適な状態に整えるために行います。

ウォーミングダウン(ウォームダウン)

(うぉーみんぐだうん)(うぉーむだうん)

運動後の身体を安静時の状態に戻すために行う、強度の低い運動やストレッチのこと。「クールダウン」とも呼ばれます。運動を急激に止めると血流や心拍数が乱れ、怪我や事故につながりやすくなるため、運動を終えるときには必ず軽いジョギングやストレッチ等のウォーミングダウンを行うことが大切です。また、ウォーミングダウンを行うことで、疲労物質の排出を促し、疲労回復を促進することもできます。

運動処方

(うんどうしょほう)

医師やスポーツトレーナーなどの専門家が、患者もしくはクライアントの一人ひとりに合わせて、最適な運動プログラムを決めること。個々の体力や健康状態に応じて、運動の種類・強度・持続時間・頻度などを計画するものです。

オーバートレーニング症候群

(おーばーとれーにんぐしょうこうぐん)

過度なトレーニングや休息不足が続くことにより、心身に生じる不調のこと。トレーニングによる負荷に肉体の回復が追いつかない状態が続くと、蓄積された疲労によって、倦怠感やパフォーマンスの低下、不眠、食欲不振、やる気や持久力の欠如といったオーバートレーニング症候群の症状が現れます。この予防には、個々の体力に合う適切なトレーニング計画と充分な休息が不可欠です。

か行

加圧トレーニング

(かあつとれーにんぐ)

腕や脚の付け根など特定の部位を、専用のベルトで圧迫しながら行うトレーニングのこと。特定部位の血流量を一時的に制限することで、通常よりも低負荷・短時間で効率的に筋肉を鍛えることができ、筋力アップはもちろん、怪我から復帰するためのリハビリにも用いられています。このトレーニングを安全に行うためには、正しい知識と技術を持つ専門家の指導が必要です。

基礎代謝

(きそたいしゃ)

生命を維持するために消費される、必要最小限のエネルギーのこと。動物の肉体は、横になって静かにしている状態でも、心臓を動かしたり呼吸をしたりと、生命を維持するためにエネルギーを消費しています。これが基礎代謝です。基礎代謝が高いと運動をしなくても消費するカロリーが多くなるため、ダイエットや体重管理における重要な要素となります。

キッズスポーツインストラクター

(きっずすぽーついんすとらくたー)

子ども向けのスポーツインストラクターのうち、主に小学生以上の児童を中心に指導を行う人のこと(ただし明確な定義はなく、幅広い年代の子どもに接する場合もあります)。スポーツを通じて心身の健全な成長をサポートするとともに、競技レベルに応じてテクニカルなトレーニングや戦術的なアドバイスも行います。

筋線維

(きんせんい)

筋肉を構成する細胞のことで、細長い糸状の形をしています。筋線維が束状に集まったものが筋肉で、筋肉の端は腱(けん)となって骨につながっています。筋肉が収縮すると骨が引っ張られて動き、身体の動作を引き起こします。

筋肉痛

(きんにくつう)

運動をした後に感じる、筋肉の痛みのこと。とくに激しい運動をしたり、普段使わない筋肉を使ったりすると、筋肉に微小な損傷が起こり、それが修復される過程で痛みが生じます。

クールダウン

(くーるだうん)

激しい運動をした後に行う、軽い運動やストレッチのこと。「クーリングダウン」とも言います。激しい運動から静かな状態へ急激に移行すると、筋肉痛や疲れが残りやすくなったり、ケガをしやすくなったりします。クールダウンを行うことで、体温や心拍数を徐々に下げ、肉体への負荷を軽減させます。

クエン酸

(くえんさん)

有機化合物の一種で、柑橘類や梅干しに多く含まれる酸味成分です。クエン酸はエネルギー生成に深く関与し、疲労回復や筋肉痛の軽減、血流の改善などの健康効果が期待できます。体内の乳酸を分解・代謝しやすくする効果があるため、とくに運動後の疲れを和らげるのに役立ちます。

クレアチン

(くれあちん)

赤身の肉や魚に多く含まれる成分で、アミノ酸の一種から生成される化合物です。肝臓で生成されて筋肉に蓄えられ、身体を動かすためのエネルギー源として活用されます。とくに、瞬発力が求められる運動や強度の高い運動のパフォーマンスを維持する場面などで使用されることが多いです。

健康運動実践指導者

(けんこううんどうじっせんしどうしゃ)

(公財)健康・体力づくり事業財団による認定資格で、健康づくりのための運動を、安全かつ効果的・実践的に指導する能力を認定するものです。資格取得者は運動生理学やスポーツ医学に関する知識を有し、スポーツジムやフィットネスクラブ、病院や診療所、介護・福祉施設、学校など、様々な場所で活躍しています。

広背筋

(こうはいきん)

背中の中心の大部分を占める、逆三角形状の筋肉です。全身の中でもとくに大きな筋肉であり、肩関節の内転・内旋や、腕を後方・下方に引く動作に大きく関与しています。広背筋は、姿勢を保つためにも重要な筋肉で、バランスよく鍛えることで体幹の安定性が向上します。

骨格筋

(こっかくきん)

骨格に沿って付いている筋肉のこと。一般に「筋肉」という場合、ほとんどはこの骨格筋を指します。意思により自由に動かせることから「随意筋」とも呼ばれ、身体を支えたり手足を動かしたりする役割を担っています。

こどもスポーツインストラクター

(こどもすぽーついんすとらくたー)

スポーツやレクリエーションを通して、子どもたちの心身の成長をサポートするスポーツ指導員のこと。身体を動かす楽しさを伝えると同時に、協調性や積極性、粘り強さなど、子どもたちの中に眠る様々な能力を引き出し育てる役割も担います。一般的に、就学前までの幼児担当者を「チャイルドインストラクター」、小学生以上の子どもの担当者を「キッズインストラクター」と呼び分けることもあります。

コンディショニング

(こんでぃしょにんぐ)

試合や大会、選考会といった特定の期日に合わせて、当日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、事前にコンディション(肉体、精神、健康状態)を調整していく行為のこと。とくにアスリートやプロ選手を支えるトレーナーには、トレーニング計画の立案からその後の調整まで、適切なコンディショニングを行う技量が求められます。

コンパウンドセット法

(こんぱうんどせっとほう)

1つの筋肉群をターゲットに、連続して2種類のエクササイズを行うトレーニング方法です(例:下半身の筋肉を鍛えるために「スクワットを行った後、すぐにレッグエクステンションを行う」など)。1種目めと2種目めの間に休憩を挟まず、2種目1セットとして同じ部位に集中して負荷をかけます。短時間で筋肉に強い刺激を与えられるため、限られた時間で効率よくトレーニングを進めたいときに適しています。

さ行

サーキットトレーニング

(さーきっととれーにんぐ)

無酸素運動(筋力トレーニング)と、有酸素運動(ジョギングや腿上げなど)を組み合わせ、交互に行う全身運動プログラムのこと。サーキットを回るように種目をぐるぐると入れ替えます。体脂肪の燃焼、筋肉の増強、心肺機能や持久力の向上など、複数の効果が同時に得られる上、目的に応じて内容を調整しやすいトレーニング方法です。

自重トレーニング

(じじゅうとれーにんぐ)

自分の体重を負荷として使用し、特別な器具を必要としないトレーニング方法のこと(例:腕立て伏せ、スクワット、クランチなど)。器具を使わず、運動場所の制約も少ないため、気軽に続けやすいメリットがあります。また、筋肉や関節への負担を軽減できるため怪我を防ぎやすく、初心者でも始めやすいトレーニング法です。

柔道整復師

(じゅうどうせいふくし)

骨折・脱臼・打撲・捻挫といった怪我を、手術ではなく「整復」により治療する専門家のこと。整復とは、骨折や脱臼した箇所を元の位置に戻し、ギプスなどで固定して治癒を促す治療法です。柔道整復師は国家資格であり、資格を得るには専門学校や大学等に通って受験資格を得たのち、国家試験に合格する必要があります。

障がい児・者スポーツ指導員

(しょうがいじしゃすぽーつしどういん)

障がい児・障がい者のスポーツを指導する人のこと。心身に障がいを持つ人が安全にスポーツを楽しむため、またパラスポーツ選手などの競技力向上のために、必要な指導や環境づくりを行います。主な関連資格として、(公財)日本パラスポーツ協会(旧:日本障がい者スポーツ協会)が認定する「公認パラスポーツ指導者(旧:公認障がい者スポーツ指導員)」があります。

女性ホルモン

(じょせいほるもん)

女性の体内で重要な役割を果たすホルモンのこと。女性らしい身体の形成や生殖機能に関わる「エストロゲン」と、妊娠の維持に重要な役割を果たす「プロゲステロン」の2種類があります。女性ホルモンの多くは卵巣から分泌されるため、女性特有のホルモンと誤解されがちですが、じつは男性の体内にも少量の女性ホルモンが存在しています。

スイミングコーチ

(すいみんぐこーち)

スイミング(水泳)を教える専門家のこと。安全性に配慮しつつ、競技力の向上に焦点を当てて、泳ぎ方の基本から競技用の泳法まで様々なテクニックを指導し、競技選手や水泳を楽しむ一般の人々、子どもたちなどのスキル向上をサポートします。

スーパーセット法

(すーぱーせっとほう)

複数の筋肉群を、インターバルなしで連続して鍛えるトレーニングメソッド。具体的には、動きの中心となる「主働筋」と、その動きを抑制する「拮抗筋」に連続して負荷をかけることにより、高いトレーニング効果を得る方法です。片方の筋肉が休んでいる間にもう片方の筋肉を鍛えられるため、全体のトレーニング時間を大幅に短縮できます。

ストレッチ

(すとれっち)

「ストレッチ体操」の略で、筋肉や関節を伸ばすために行う体操のこと。筋肉が緩むことで柔軟性が向上し、関節の可動域も広がる効果があります。ストレッチはスポーツや運動の前後に行われるのが一般的ですが、日常的にも行うことで健康を維持する助けとなります。

スポーツインストラクター

(すぽーついんすとらくたー)

スポーツについての技術指導を行う人のこと。スポーツトレーナーとの明確な定義分けはありませんが、一般的には、スポーツトレーナーは健康管理やコンディショニング全般をサポートする役割を、スポーツインストラクターは特定の競技やダンスに関する技術指導をする役割を担っています。

スポーツ栄養学

(すぽーつえいようがく)

栄養学のうち、運動やスポーツ分野に特化したもの。運動を行う人は、年齢、性別、体質など様々な背景を持っています。スポーツ栄養学は、パフォーマンスの維持・向上を実現するために、必要な栄養素の種類や適正量、摂取の仕方やタイミングなどを科学的に研究し、実践していく学問です。

スポーツ障害

(すぽーつしょうがい)

運動やスポーツをすることで引き起こされる、怪我や痛みのこと。とくに、関節や靭帯、腱、骨などに繰り返し負荷がかかることで引き起こされるものを指し、代表的なものとしては野球肩、野球肘、テニス肘、疲労骨折などが挙げられます。

スポーツトレーナー

(すぽーつとれーなー)

アスリートから一般の老若男女まで、スポーツする人全般をサポートし、安全に行うための指導をする人のこと。目的に合わせた効果的なトレーニング計画の立案、実践方法の指導、栄養管理のサポートなどを行います。目的ごとに求められる役割や仕事内容が異なり、専門分野ごとに「アスレティックトレーナー」「パーソナルトレーナー」など呼び名が分かれています。

スポーツビジネス

(すぽーつびじねす)

スポーツ関連の事業を行う企業や団体、業界を指します(行っている仕事そのものを指すこともあります)。具体的には、スポーツチームの運営、スポーツイベントの企画・運営、スポーツ関連施設の運営、スポーツ用品の開発・製造・販売、スポーツ関連メディアの運営など。もちろん、スポーツジムやフィットネスクラブもスポーツビジネスに含まれます。

スポーツリハビリトレーナー

(すぽーつりはびりとれーなー)

スポーツプレイヤーが怪我の治療をした後、スポーツ競技への復帰を目指したリハビリテーションを行うトレーナー。競技への復帰と故障の再発予防も目指し、当事者のモチベーションを維持しつつ訓練をサポートします。

スロートレーニング

(すろーとれーにんぐ)

ゆっくりとした動作で行う筋力トレーニングの方法です。力を抜かずに動作を続けることにより、筋肉の発揮張力を長く維持して、低負荷でも効率的に筋肉を鍛えます。関節や筋肉にかかる負担が少ないため、運動初心者や高齢者でも比較的安全に取り組みやすいトレーニング方法です。

成長ホルモン

(せいちょうほるもん)

脳の下垂体から分泌されるホルモンで、身体の成長や代謝に大きな役割を果たします。小児期や思春期においては、とくに骨や筋肉の成長に深く関与しています。また、成人においても代謝の促進やエネルギー供給、脂肪の分解、筋肉の維持などに不可欠なホルモンです。

た行

体幹

(たいかん)

全身を支える中心部分、つまり胴体のこと。スポーツにおいて「体幹を鍛える」と言うときは、胴体(背中・腰・胸・腹・尻など)の筋肉を鍛えることを指し、これは正しい姿勢の維持やパフォーマンスの向上に役立ちます。

体脂肪率

(たいしぼうりつ)

体重に対する体脂肪の割合のこと。体脂肪は身体の中にエネルギーを蓄える役割を持ちますが、過剰に蓄積されれば健康に悪影響を与えます。スポーツのパフォーマンス向上のためにも、健康を維持するためにも、適度な運動とバランスの良い食事により適正な体脂肪率を維持することが大切です。

チャイルドスポーツインストラクター

(ちゃいるどすぽーついんすとらくたー)

子ども向けのスポーツインストラクターのうち、就学前の幼い子どもを中心に指導を行う人のこと(ただし明確な定義はなく、幅広い年代の子どもに接する場合もあります)。スポーツや遊びを通じて、子どもたちに身体を動かす楽しさを伝え、コミュニケーション能力や積極性、社会性を育むサポートをします。

超回復

(ちょうかいふく)

運動後に筋肉が一度損傷し、その後に修復される過程で以前よりも強くなる現象のこと。人間の身体は、トレーニングなどで適切な負荷をかけることによって筋肉細胞に傷がつき、これが回復する際に筋肉が成長します。超回復のプロセスを利用して筋肉を鍛えるためには、適切な休息と充分な栄養が必要です。

な行

は行

パーソナルトレーナー

(ぱーそなるとれーなー)

スポーツトレーナーのうち、少人数、とくにマンツーマン(1対1)でトレーニング指導を行う人のこと。「筋肉をつけたい」「ダイエットしたい」など、一人一人の目的やライフスタイルに合わせたきめ細やかな指導が求められます。トレーニング計画の立案や実践指導、食事管理やメールや電話での個別相談を行う場合も多いです。

ハムストリングス

(はむすとりんぐす)

尻の付け根から太ももの後ろ側にある筋肉群のこと。具体的には、大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つを指します。膝の屈曲や股関節の伸展に関与する筋肉で、「走る、跳ぶ、しゃがむ」といった動作の際に使われます。ハムストリングスの柔軟性と筋力を維持することは、腰痛やスポーツによる怪我の予防に役立ちます。

パンプアップ

(ぱんぷあっぷ)

筋肉に強い負荷を与え続けた際、筋肉が一時的に膨張する現象のこと。これは、運動中に筋肉に血液やリンパ液が集中するために起きる現象で、時間経過とともに自然と元に戻ります。パンプアップは、筋トレの効果を実感しモチベーションを維持する効果が期待できます。

フィットネスクラブ

(ふぃっとねすくらぶ)

健康維持やダイエット、ボディメイクなど、目的に合わせた運動を実践できるように器具や設備、指導する人(スポーツトレーナー)を備えた施設のこと。ちなみに、フィットネス(fitness)は英語で「健康」や「健康状態が良好であること」という意味を持つ言葉です。

プロテイン

(ぷろていん)

筋肉の修復や成長に必要な栄養素である、タンパク質のこと。トレーニングの前後など適切なタイミングでプロテインを摂取することで、筋肉のスムーズな回復を助け、効率的な筋力向上をサポートできます。プロテインは、鶏肉や卵などの食品から摂ることができますが、市販の粉末プロテインなどを利用して摂取量を補うことも可能です。

ま行

マシントレーニング

(ましんとれーにんぐ)

専用のトレーニングマシンを使って行う筋力トレーニングのこと。マシンが動きを補助するため正しいフォームを維持しやすく、初心者でも安全に取り組みやすい運動方法です。また、鍛えたい部位以外の筋肉が無意識に動いてしまう「代償動作」が起きにくく、特定の筋肉をピンポイントで鍛えることができる点もメリットの1つです。

無酸素運動

(むさんそうんどう)

糖質を主なエネルギー源として利用する運動のこと。短時間で行われる強度の高い運動であることが多く、筋肉トレーニング全般、短距離走、ウェイトリフティングなどが挙げられます。筋肉量の維持・向上や基礎代謝アップに効果的です。

メディカルトレーナー

(めでぃかるとれーなー)

怪我を負った人のリハビリを助け、できるだけ早くスムーズにスポーツ生活に復帰できるようサポートするトレーナーのこと。治療を行う医師や理学療法士と連携をとり、治療後のリハビリ計画の立案や復帰までのトレーニング指導を行います。スポーツチームの他、整形外科や接骨院、介護施設等でも活躍しています。

や行

有酸素運動

(ゆうさんそうんどう)

体内に取り込んだ酸素を使用して体脂肪などをエネルギーに変えやすくする運動のこと。例えばランニングやウォーキング、サイクリング、水泳などが挙げられます。体内に酸素を取り入れやすい体を作ることで、持久力の向上に役立つ他、肥満防止や生活習慣病の予防にも役立ちます。

ら行

理学療法士

(りがくりょうほうし)

怪我や病気の治療中〜治療後にかけて、日常生活やスポーツ競技に戻るためのリハビリテーションをサポートする専門家のこと。PT(Physical Therapist)とも呼ばれ、とくに筋肉や関節機能の回復をサポートします。理学療法士は国家資格であり、資格を得るには専門学校や大学等に通って受験資格を得たのち、国家試験に合格する必要があります。

わ行

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スポーツ業界には、業界用語・専門用語がたくさんあります。スポーツ関連の仕事を目指している人や、業界で働き始めた人のために、スポーツ業界の専門用語を五十音順で解説します。

(※新しいワードを続々追加中です)

あ行

アイシング

(あいしんぐ)

炎症を起こしている部位を、氷などを使って冷やすこと。血流を一時的に減少させることで、外傷や関節痛、筋肉痛などに起因する炎症を抑え、痛みや腫れを緩和する効果があります。怪我をした直後の対処としてはもちろん、運動後の筋肉や関節のケアにも有効です。

アスレティックトレーナー

(あすれてぃっくとれーなー)

スポーツ選手の健康管理と外傷・障害予防をサポートするトレーナーのこと。怪我の予防を主軸にトレーニングやコンディショニング全般を管理し、試合中や練習中に負った怪我の応急処置も行います。アイシングやテーピング、止血等に関わる専門知識が求められます。

アスレティックリハビリテーション

(あすれてぃっくりはびりてーしょん)

怪我や故障の治療を終えたスポーツプレイヤーが、競技生活に復帰するために行うリハビリテーション(機能回復訓練)のこと。通常のリハビリテーションが日常生活への復帰を目的とするのに対し、アスレティックリハビリテーションでは競技への復帰と怪我・故障の再発予防に重点が置かれます。アスレティックリハビリテーションを担当するトレーナーは「アスレティックトレーナー」等と呼ばれます。

アダプテッドスポーツ

(あだぷてっどすぽーつ)

心身に障がいを持つ人、高齢者、子どもなど、さまざまな人が一緒に楽しめるように工夫されたスポーツ競技。既存のルールや用具を改定して行われる競技のほか、新たに考案された競技も含みます。「アダプテッド(adapted)」は英語で「適合した」を意味します。

アミノ酸

(あみのさん)

体内でタンパク質を構成している、小さな成分のことです。タンパク質は、身体を動かすエネルギーのもととなる栄養素であり、筋肉や皮膚、内臓などを作るためにも必須の物質です。タンパク質は20種類のアミノ酸で構成されており、アミノ酸が1種類でも欠乏するとその生成が困難になります。

インターバル

(いんたーばる)

英語の「interval」は「間隔」を表す言葉で、スポーツにおいては、運動と休憩を交互に繰り返すトレーニング方法を指します。たとえば、一定時間全速力で走った後に一定時間歩く(もしくは遅く走る)というように、緩急をつけて行います。インターバルは、心肺機能の向上や脂肪燃焼の促進に効果的で、短時間で体力をつけたい時にとくに役立ちます。

ウエイトトレーニング

(うえいととれーにんぐ)

筋力トレーニングのうち、バーベルやダンベル、油圧・空気圧を利用したマシンなど、筋肉に負荷をかける用具・器具を使用して行う運動のこと。「ウェイト(weight)」は英語で「重し、重量」を指す言葉であり、ウェイトトレーニングは筋肉や持久力を鍛えるために「重し」を利用することから、こう呼ばれます。

ウォーミングアップ

(うぉーみんぐあっぷ)

運動やスポーツ競技を始める前に行う、軽い体操やストレッチ、準備運動全般のこと。「ウォームアップ」とも言います。目的は、筋肉や関節を温めて血液の循環を促進し、急激な負荷によるケガを予防すること。肉体を運動に最適な状態に整えるために行います。

ウォーミングダウン(ウォームダウン)

(うぉーみんぐだうん)(うぉーむだうん)

運動後の身体を安静時の状態に戻すために行う、強度の低い運動やストレッチのこと。「クールダウン」とも呼ばれます。運動を急激に止めると血流や心拍数が乱れ、怪我や事故につながりやすくなるため、運動を終えるときには必ず軽いジョギングやストレッチ等のウォーミングダウンを行うことが大切です。また、ウォーミングダウンを行うことで、疲労物質の排出を促し、疲労回復を促進することもできます。

運動処方

(うんどうしょほう)

医師やスポーツトレーナーなどの専門家が、患者もしくはクライアントの一人ひとりに合わせて、最適な運動プログラムを決めること。個々の体力や健康状態に応じて、運動の種類・強度・持続時間・頻度などを計画するものです。

オーバートレーニング症候群

(おーばーとれーにんぐしょうこうぐん)

過度なトレーニングや休息不足が続くことにより、心身に生じる不調のこと。トレーニングによる負荷に肉体の回復が追いつかない状態が続くと、蓄積された疲労によって、倦怠感やパフォーマンスの低下、不眠、食欲不振、やる気や持久力の欠如といったオーバートレーニング症候群の症状が現れます。この予防には、個々の体力に合う適切なトレーニング計画と充分な休息が不可欠です。

か行

加圧トレーニング

(かあつとれーにんぐ)

腕や脚の付け根など特定の部位を、専用のベルトで圧迫しながら行うトレーニングのこと。特定部位の血流量を一時的に制限することで、通常よりも低負荷・短時間で効率的に筋肉を鍛えることができ、筋力アップはもちろん、怪我から復帰するためのリハビリにも用いられています。このトレーニングを安全に行うためには、正しい知識と技術を持つ専門家の指導が必要です。

基礎代謝

(きそたいしゃ)

生命を維持するために消費される、必要最小限のエネルギーのこと。動物の肉体は、横になって静かにしている状態でも、心臓を動かしたり呼吸をしたりと、生命を維持するためにエネルギーを消費しています。これが基礎代謝です。基礎代謝が高いと運動をしなくても消費するカロリーが多くなるため、ダイエットや体重管理における重要な要素となります。

キッズスポーツインストラクター

(きっずすぽーついんすとらくたー)

子ども向けのスポーツインストラクターのうち、主に小学生以上の児童を中心に指導を行う人のこと(ただし明確な定義はなく、幅広い年代の子どもに接する場合もあります)。スポーツを通じて心身の健全な成長をサポートするとともに、競技レベルに応じてテクニカルなトレーニングや戦術的なアドバイスも行います。

筋線維

(きんせんい)

筋肉を構成する細胞のことで、細長い糸状の形をしています。筋線維が束状に集まったものが筋肉で、筋肉の端は腱(けん)となって骨につながっています。筋肉が収縮すると骨が引っ張られて動き、身体の動作を引き起こします。

筋肉痛

(きんにくつう)

運動をした後に感じる、筋肉の痛みのこと。とくに激しい運動をしたり、普段使わない筋肉を使ったりすると、筋肉に微小な損傷が起こり、それが修復される過程で痛みが生じます。

クールダウン

(くーるだうん)

激しい運動をした後に行う、軽い運動やストレッチのこと。「クーリングダウン」とも言います。激しい運動から静かな状態へ急激に移行すると、筋肉痛や疲れが残りやすくなったり、ケガをしやすくなったりします。クールダウンを行うことで、体温や心拍数を徐々に下げ、肉体への負荷を軽減させます。

クエン酸

(くえんさん)

有機化合物の一種で、柑橘類や梅干しに多く含まれる酸味成分です。クエン酸はエネルギー生成に深く関与し、疲労回復や筋肉痛の軽減、血流の改善などの健康効果が期待できます。体内の乳酸を分解・代謝しやすくする効果があるため、とくに運動後の疲れを和らげるのに役立ちます。

クレアチン

(くれあちん)

赤身の肉や魚に多く含まれる成分で、アミノ酸の一種から生成される化合物です。肝臓で生成されて筋肉に蓄えられ、身体を動かすためのエネルギー源として活用されます。とくに、瞬発力が求められる運動や強度の高い運動のパフォーマンスを維持する場面などで使用されることが多いです。

健康運動実践指導者

(けんこううんどうじっせんしどうしゃ)

(公財)健康・体力づくり事業財団による認定資格で、健康づくりのための運動を、安全かつ効果的・実践的に指導する能力を認定するものです。資格取得者は運動生理学やスポーツ医学に関する知識を有し、スポーツジムやフィットネスクラブ、病院や診療所、介護・福祉施設、学校など、様々な場所で活躍しています。

広背筋

(こうはいきん)

背中の中心の大部分を占める、逆三角形状の筋肉です。全身の中でもとくに大きな筋肉であり、肩関節の内転・内旋や、腕を後方・下方に引く動作に大きく関与しています。広背筋は、姿勢を保つためにも重要な筋肉で、バランスよく鍛えることで体幹の安定性が向上します。

骨格筋

(こっかくきん)

骨格に沿って付いている筋肉のこと。一般に「筋肉」という場合、ほとんどはこの骨格筋を指します。意思により自由に動かせることから「随意筋」とも呼ばれ、身体を支えたり手足を動かしたりする役割を担っています。

こどもスポーツインストラクター

(こどもすぽーついんすとらくたー)

スポーツやレクリエーションを通して、子どもたちの心身の成長をサポートするスポーツ指導員のこと。身体を動かす楽しさを伝えると同時に、協調性や積極性、粘り強さなど、子どもたちの中に眠る様々な能力を引き出し育てる役割も担います。一般的に、就学前までの幼児担当者を「チャイルドインストラクター」、小学生以上の子どもの担当者を「キッズインストラクター」と呼び分けることもあります。

コンディショニング

(こんでぃしょにんぐ)

試合や大会、選考会といった特定の期日に合わせて、当日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、事前にコンディション(肉体、精神、健康状態)を調整していく行為のこと。とくにアスリートやプロ選手を支えるトレーナーには、トレーニング計画の立案からその後の調整まで、適切なコンディショニングを行う技量が求められます。

コンパウンドセット法

(こんぱうんどせっとほう)

1つの筋肉群をターゲットに、連続して2種類のエクササイズを行うトレーニング方法です(例:下半身の筋肉を鍛えるために「スクワットを行った後、すぐにレッグエクステンションを行う」など)。1種目めと2種目めの間に休憩を挟まず、2種目1セットとして同じ部位に集中して負荷をかけます。短時間で筋肉に強い刺激を与えられるため、限られた時間で効率よくトレーニングを進めたいときに適しています。

さ行

サーキットトレーニング

(さーきっととれーにんぐ)

無酸素運動(筋力トレーニング)と、有酸素運動(ジョギングや腿上げなど)を組み合わせ、交互に行う全身運動プログラムのこと。サーキットを回るように種目をぐるぐると入れ替えます。体脂肪の燃焼、筋肉の増強、心肺機能や持久力の向上など、複数の効果が同時に得られる上、目的に応じて内容を調整しやすいトレーニング方法です。

自重トレーニング

(じじゅうとれーにんぐ)

自分の体重を負荷として使用し、特別な器具を必要としないトレーニング方法のこと(例:腕立て伏せ、スクワット、クランチなど)。器具を使わず、運動場所の制約も少ないため、気軽に続けやすいメリットがあります。また、筋肉や関節への負担を軽減できるため怪我を防ぎやすく、初心者でも始めやすいトレーニング法です。

柔道整復師

(じゅうどうせいふくし)

骨折・脱臼・打撲・捻挫といった怪我を、手術ではなく「整復」により治療する専門家のこと。整復とは、骨折や脱臼した箇所を元の位置に戻し、ギプスなどで固定して治癒を促す治療法です。柔道整復師は国家資格であり、資格を得るには専門学校や大学等に通って受験資格を得たのち、国家試験に合格する必要があります。

障がい児・者スポーツ指導員

(しょうがいじしゃすぽーつしどういん)

障がい児・障がい者のスポーツを指導する人のこと。心身に障がいを持つ人が安全にスポーツを楽しむため、またパラスポーツ選手などの競技力向上のために、必要な指導や環境づくりを行います。主な関連資格として、(公財)日本パラスポーツ協会(旧:日本障がい者スポーツ協会)が認定する「公認パラスポーツ指導者(旧:公認障がい者スポーツ指導員)」があります。

女性ホルモン

(じょせいほるもん)

女性の体内で重要な役割を果たすホルモンのこと。女性らしい身体の形成や生殖機能に関わる「エストロゲン」と、妊娠の維持に重要な役割を果たす「プロゲステロン」の2種類があります。女性ホルモンの多くは卵巣から分泌されるため、女性特有のホルモンと誤解されがちですが、じつは男性の体内にも少量の女性ホルモンが存在しています。

スイミングコーチ

(すいみんぐこーち)

スイミング(水泳)を教える専門家のこと。安全性に配慮しつつ、競技力の向上に焦点を当てて、泳ぎ方の基本から競技用の泳法まで様々なテクニックを指導し、競技選手や水泳を楽しむ一般の人々、子どもたちなどのスキル向上をサポートします。

スーパーセット法

(すーぱーせっとほう)

複数の筋肉群を、インターバルなしで連続して鍛えるトレーニングメソッド。具体的には、動きの中心となる「主働筋」と、その動きを抑制する「拮抗筋」に連続して負荷をかけることにより、高いトレーニング効果を得る方法です。片方の筋肉が休んでいる間にもう片方の筋肉を鍛えられるため、全体のトレーニング時間を大幅に短縮できます。

ストレッチ

(すとれっち)

「ストレッチ体操」の略で、筋肉や関節を伸ばすために行う体操のこと。筋肉が緩むことで柔軟性が向上し、関節の可動域も広がる効果があります。ストレッチはスポーツや運動の前後に行われるのが一般的ですが、日常的にも行うことで健康を維持する助けとなります。

スポーツインストラクター

(すぽーついんすとらくたー)

スポーツについての技術指導を行う人のこと。スポーツトレーナーとの明確な定義分けはありませんが、一般的には、スポーツトレーナーは健康管理やコンディショニング全般をサポートする役割を、スポーツインストラクターは特定の競技やダンスに関する技術指導をする役割を担っています。

スポーツ栄養学

(すぽーつえいようがく)

栄養学のうち、運動やスポーツ分野に特化したもの。運動を行う人は、年齢、性別、体質など様々な背景を持っています。スポーツ栄養学は、パフォーマンスの維持・向上を実現するために、必要な栄養素の種類や適正量、摂取の仕方やタイミングなどを科学的に研究し、実践していく学問です。

スポーツ障害

(すぽーつしょうがい)

運動やスポーツをすることで引き起こされる、怪我や痛みのこと。とくに、関節や靭帯、腱、骨などに繰り返し負荷がかかることで引き起こされるものを指し、代表的なものとしては野球肩、野球肘、テニス肘、疲労骨折などが挙げられます。

スポーツトレーナー

(すぽーつとれーなー)

アスリートから一般の老若男女まで、スポーツする人全般をサポートし、安全に行うための指導をする人のこと。目的に合わせた効果的なトレーニング計画の立案、実践方法の指導、栄養管理のサポートなどを行います。目的ごとに求められる役割や仕事内容が異なり、専門分野ごとに「アスレティックトレーナー」「パーソナルトレーナー」など呼び名が分かれています。

スポーツビジネス

(すぽーつびじねす)

スポーツ関連の事業を行う企業や団体、業界を指します(行っている仕事そのものを指すこともあります)。具体的には、スポーツチームの運営、スポーツイベントの企画・運営、スポーツ関連施設の運営、スポーツ用品の開発・製造・販売、スポーツ関連メディアの運営など。もちろん、スポーツジムやフィットネスクラブもスポーツビジネスに含まれます。

スポーツリハビリトレーナー

(すぽーつりはびりとれーなー)

スポーツプレイヤーが怪我の治療をした後、スポーツ競技への復帰を目指したリハビリテーションを行うトレーナー。競技への復帰と故障の再発予防も目指し、当事者のモチベーションを維持しつつ訓練をサポートします。

スロートレーニング

(すろーとれーにんぐ)

ゆっくりとした動作で行う筋力トレーニングの方法です。力を抜かずに動作を続けることにより、筋肉の発揮張力を長く維持して、低負荷でも効率的に筋肉を鍛えます。関節や筋肉にかかる負担が少ないため、運動初心者や高齢者でも比較的安全に取り組みやすいトレーニング方法です。

成長ホルモン

(せいちょうほるもん)

脳の下垂体から分泌されるホルモンで、身体の成長や代謝に大きな役割を果たします。小児期や思春期においては、とくに骨や筋肉の成長に深く関与しています。また、成人においても代謝の促進やエネルギー供給、脂肪の分解、筋肉の維持などに不可欠なホルモンです。

た行

体幹

(たいかん)

全身を支える中心部分、つまり胴体のこと。スポーツにおいて「体幹を鍛える」と言うときは、胴体(背中・腰・胸・腹・尻など)の筋肉を鍛えることを指し、これは正しい姿勢の維持やパフォーマンスの向上に役立ちます。

体脂肪率

(たいしぼうりつ)

体重に対する体脂肪の割合のこと。体脂肪は身体の中にエネルギーを蓄える役割を持ちますが、過剰に蓄積されれば健康に悪影響を与えます。スポーツのパフォーマンス向上のためにも、健康を維持するためにも、適度な運動とバランスの良い食事により適正な体脂肪率を維持することが大切です。

チャイルドスポーツインストラクター

(ちゃいるどすぽーついんすとらくたー)

子ども向けのスポーツインストラクターのうち、就学前の幼い子どもを中心に指導を行う人のこと(ただし明確な定義はなく、幅広い年代の子どもに接する場合もあります)。スポーツや遊びを通じて、子どもたちに身体を動かす楽しさを伝え、コミュニケーション能力や積極性、社会性を育むサポートをします。

超回復

(ちょうかいふく)

運動後に筋肉が一度損傷し、その後に修復される過程で以前よりも強くなる現象のこと。人間の身体は、トレーニングなどで適切な負荷をかけることによって筋肉細胞に傷がつき、これが回復する際に筋肉が成長します。超回復のプロセスを利用して筋肉を鍛えるためには、適切な休息と充分な栄養が必要です。

な行

は行

パーソナルトレーナー

(ぱーそなるとれーなー)

スポーツトレーナーのうち、少人数、とくにマンツーマン(1対1)でトレーニング指導を行う人のこと。「筋肉をつけたい」「ダイエットしたい」など、一人一人の目的やライフスタイルに合わせたきめ細やかな指導が求められます。トレーニング計画の立案や実践指導、食事管理やメールや電話での個別相談を行う場合も多いです。

ハムストリングス

(はむすとりんぐす)

尻の付け根から太ももの後ろ側にある筋肉群のこと。具体的には、大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つを指します。膝の屈曲や股関節の伸展に関与する筋肉で、「走る、跳ぶ、しゃがむ」といった動作の際に使われます。ハムストリングスの柔軟性と筋力を維持することは、腰痛やスポーツによる怪我の予防に役立ちます。

パンプアップ

(ぱんぷあっぷ)

筋肉に強い負荷を与え続けた際、筋肉が一時的に膨張する現象のこと。これは、運動中に筋肉に血液やリンパ液が集中するために起きる現象で、時間経過とともに自然と元に戻ります。パンプアップは、筋トレの効果を実感しモチベーションを維持する効果が期待できます。

フィットネスクラブ

(ふぃっとねすくらぶ)

健康維持やダイエット、ボディメイクなど、目的に合わせた運動を実践できるように器具や設備、指導する人(スポーツトレーナー)を備えた施設のこと。ちなみに、フィットネス(fitness)は英語で「健康」や「健康状態が良好であること」という意味を持つ言葉です。

プロテイン

(ぷろていん)

筋肉の修復や成長に必要な栄養素である、タンパク質のこと。トレーニングの前後など適切なタイミングでプロテインを摂取することで、筋肉のスムーズな回復を助け、効率的な筋力向上をサポートできます。プロテインは、鶏肉や卵などの食品から摂ることができますが、市販の粉末プロテインなどを利用して摂取量を補うことも可能です。

ま行

マシントレーニング

(ましんとれーにんぐ)

専用のトレーニングマシンを使って行う筋力トレーニングのこと。マシンが動きを補助するため正しいフォームを維持しやすく、初心者でも安全に取り組みやすい運動方法です。また、鍛えたい部位以外の筋肉が無意識に動いてしまう「代償動作」が起きにくく、特定の筋肉をピンポイントで鍛えることができる点もメリットの1つです。

無酸素運動

(むさんそうんどう)

糖質を主なエネルギー源として利用する運動のこと。短時間で行われる強度の高い運動であることが多く、筋肉トレーニング全般、短距離走、ウェイトリフティングなどが挙げられます。筋肉量の維持・向上や基礎代謝アップに効果的です。

メディカルトレーナー

(めでぃかるとれーなー)

怪我を負った人のリハビリを助け、できるだけ早くスムーズにスポーツ生活に復帰できるようサポートするトレーナーのこと。治療を行う医師や理学療法士と連携をとり、治療後のリハビリ計画の立案や復帰までのトレーニング指導を行います。スポーツチームの他、整形外科や接骨院、介護施設等でも活躍しています。

や行

有酸素運動

(ゆうさんそうんどう)

体内に取り込んだ酸素を使用して体脂肪などをエネルギーに変えやすくする運動のこと。例えばランニングやウォーキング、サイクリング、水泳などが挙げられます。体内に酸素を取り入れやすい体を作ることで、持久力の向上に役立つ他、肥満防止や生活習慣病の予防にも役立ちます。

ら行

理学療法士

(りがくりょうほうし)

怪我や病気の治療中〜治療後にかけて、日常生活やスポーツ競技に戻るためのリハビリテーションをサポートする専門家のこと。PT(Physical Therapist)とも呼ばれ、とくに筋肉や関節機能の回復をサポートします。理学療法士は国家資格であり、資格を得るには専門学校や大学等に通って受験資格を得たのち、国家試験に合格する必要があります。

わ行

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