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乳児院(乳児園)は保育園とどう違う?保育士に求められるスキル・資格

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子どもたちの安全と健康を担う、保育の仕事。その中でも「乳児院(乳児園)」は、0〜2歳の乳児を中心に、事情があって家族とともにいられない子どもを養育するための施設です。


今回は、乳児院の役割や特徴、保育士として乳児院で働くために必要な資格やスキルなどを紹介します。


乳児院(乳児園)とはどんなもの?

乳児院とは、児童福祉法によって定められている児童福祉施設のひとつ。何らかの事情により、保護者が家庭で育てられない状況にある乳幼児を養育する施設のことです。


保護者の養育を受けられない事情とは、たとえば、


  • 保護者の病気や怪我
  • 保護者の受刑
  • 保護者の就労
  • 虐待、ネグレクト

......など。


また、子ども自身が発達に問題を抱えている場合や、家庭内でカバーすることが難しい障がいを抱えている場合などもあります。


そういったさまざまな事情によって、保護者が家庭で子どもを養育することができない場合、乳児院がその子どもを預かり、365日×24時間体制で保育を行います。


多くの場合、地方自治体や社会福祉法人によって運営されており、公的には「乳児院」と呼ばれますが、施設によっては「乳児園」という名前がついていることもあります。


乳児院(乳児園)の役割。短期入所、長期入所とは?

乳児院に入所する子どもたちは、さまざまな事情を抱えています。乳児院の役割は、そんな子どもたちに安全に成長できる環境を提供することです。


乳児院に入所している子どもの多くは0〜2歳の乳児ですが、必要な場合は3歳以上の幼児を養育することもあります。


どのくらいの期間入所するかは、子どもたちの抱える事情によって異なります。たとえば、保護者の入院や心身の疾病などで短期的なサポートが必要な場合は、1週間程度のショートステイや、6ヶ月未満の短期入所で対応します。


一方で、何らかの事情により家庭復帰が見込めない子どもに関しては、長期入所が可能です。このように、個々の背景を考慮し、必要なサポートが行われています。


長期入所となった子どもも、保護者への支援やアフターサポートを前提とした上で家庭復帰を目指したり、里親の元へ縁が結ばれたりする場合があります。


また、乳児院は基本的に2歳までの乳幼児を中心とした施設であるため、ある程度年齢を重ねた子どもは児童養護施設(1〜18歳の子どもが入所する施設)へ措置変更となることもあります。


いずれにせよ、乳児院の強みは、常に児童相談所や行政機関、医療機関との連携を行えることです。子どもたちに対し、通常の保育園以上に総合的な支援をしながら、次のステップに向けてバトンをつなぐ役割を果たしています。


乳児院(乳児園)の仕事内容

乳児院では、保育士、看護師、栄養士、医師または嘱託医、児童指導員など、さまざまな職種の人々が協力し合って働いています。


乳児院での保育士の仕事は、通常の保育園で行われる保育の仕事に加え、夜間の対応や子どもたちの介助業務など、多岐にわたります。


乳児院で働く保育士の業務内容

  • ミルクや離乳食のお世話
  • オムツ替え
  • 着替え
  • 寝かしつけ
  • 遊びや勉強のサポート
  • 入浴介助
  • 食事介助
  • 夜泣き対応

これらの他に、保護者への支援や、児童相談所など各種機関との連携をとる窓口の役目も果たしています。


乳児院(乳児園)で働くには?求められるスキルや資格

乳児院で保育の仕事をしたい、と思った場合、どうしたら良いのでしょうか?


乳児院は、通常の保育園と比較すると施設数が少なく、その分求人数も限られます。ただ、近年は乳児院の施設そのものが増加傾向にあるため、必要とされる人材の数は徐々に増えています。


乳児院の保育士に必要な資格

乳児院で保育士として働くために必要なのは、通常の保育士資格のみです。また、保育補助(パート・アルバイト)など、資格や経験を問わず働ける職種が募集されるケースもあります。


最も一般的なのは、専門学校や短大・大学等に通って保育士の資格を取得したのち、求人に応募するなどして施設に採用される方法です。


また、保育実習で乳児院に配置され、人脈ができたり自分の人柄を知ってもらえたりした場合、卒業後の採用に繋がることもあります。


乳児院の保育士に求められるスキル

乳児院の仕事には、さまざまな職種のスタッフや各種機関との連携が必要となります。また、保護者への支援を行うケースも多いため、コミュニケーション能力は必須となります。


持っていると役立つ知識としては、乳幼児に関する専門知識が挙げられます。通常の保育園の乳児クラスを担当した経験や、自身の育児経験などが活かせることもあるでしょう。


また、乳児院では障がいを持つ子どもも多く養育するため、医療・福祉に関する知識を持つ人も歓迎されます。


乳児院は24時間体制で子どもを見守る必要があるため、保育士にも夜勤があるケースがほとんどです。通常の保育園にない業務も含まれるため、命を背負う責任をより強く感じることもあるかもしれません。


ただ、その分やりがいが大きく、世の中に必要とされている仕事でもあります。


子どもが好きで、誰かの役に立つことがしたい。そんなふうに感じている人は、乳児院で働く保育士の仕事を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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子どもたちの安全と健康を担う、保育の仕事。その中でも「乳児院(乳児園)」は、0〜2歳の乳児を中心に、事情があって家族とともにいられない子どもを養育するための施設です。


今回は、乳児院の役割や特徴、保育士として乳児院で働くために必要な資格やスキルなどを紹介します。


乳児院(乳児園)とはどんなもの?

乳児院とは、児童福祉法によって定められている児童福祉施設のひとつ。何らかの事情により、保護者が家庭で育てられない状況にある乳幼児を養育する施設のことです。


保護者の養育を受けられない事情とは、たとえば、


  • 保護者の病気や怪我
  • 保護者の受刑
  • 保護者の就労
  • 虐待、ネグレクト

......など。


また、子ども自身が発達に問題を抱えている場合や、家庭内でカバーすることが難しい障がいを抱えている場合などもあります。


そういったさまざまな事情によって、保護者が家庭で子どもを養育することができない場合、乳児院がその子どもを預かり、365日×24時間体制で保育を行います。


多くの場合、地方自治体や社会福祉法人によって運営されており、公的には「乳児院」と呼ばれますが、施設によっては「乳児園」という名前がついていることもあります。


乳児院(乳児園)の役割。短期入所、長期入所とは?

乳児院に入所する子どもたちは、さまざまな事情を抱えています。乳児院の役割は、そんな子どもたちに安全に成長できる環境を提供することです。


乳児院に入所している子どもの多くは0〜2歳の乳児ですが、必要な場合は3歳以上の幼児を養育することもあります。


どのくらいの期間入所するかは、子どもたちの抱える事情によって異なります。たとえば、保護者の入院や心身の疾病などで短期的なサポートが必要な場合は、1週間程度のショートステイや、6ヶ月未満の短期入所で対応します。


一方で、何らかの事情により家庭復帰が見込めない子どもに関しては、長期入所が可能です。このように、個々の背景を考慮し、必要なサポートが行われています。


長期入所となった子どもも、保護者への支援やアフターサポートを前提とした上で家庭復帰を目指したり、里親の元へ縁が結ばれたりする場合があります。


また、乳児院は基本的に2歳までの乳幼児を中心とした施設であるため、ある程度年齢を重ねた子どもは児童養護施設(1〜18歳の子どもが入所する施設)へ措置変更となることもあります。


いずれにせよ、乳児院の強みは、常に児童相談所や行政機関、医療機関との連携を行えることです。子どもたちに対し、通常の保育園以上に総合的な支援をしながら、次のステップに向けてバトンをつなぐ役割を果たしています。


乳児院(乳児園)の仕事内容

乳児院では、保育士、看護師、栄養士、医師または嘱託医、児童指導員など、さまざまな職種の人々が協力し合って働いています。


乳児院での保育士の仕事は、通常の保育園で行われる保育の仕事に加え、夜間の対応や子どもたちの介助業務など、多岐にわたります。


乳児院で働く保育士の業務内容

  • ミルクや離乳食のお世話
  • オムツ替え
  • 着替え
  • 寝かしつけ
  • 遊びや勉強のサポート
  • 入浴介助
  • 食事介助
  • 夜泣き対応

これらの他に、保護者への支援や、児童相談所など各種機関との連携をとる窓口の役目も果たしています。


乳児院(乳児園)で働くには?求められるスキルや資格

乳児院で保育の仕事をしたい、と思った場合、どうしたら良いのでしょうか?


乳児院は、通常の保育園と比較すると施設数が少なく、その分求人数も限られます。ただ、近年は乳児院の施設そのものが増加傾向にあるため、必要とされる人材の数は徐々に増えています。


乳児院の保育士に必要な資格

乳児院で保育士として働くために必要なのは、通常の保育士資格のみです。また、保育補助(パート・アルバイト)など、資格や経験を問わず働ける職種が募集されるケースもあります。


最も一般的なのは、専門学校や短大・大学等に通って保育士の資格を取得したのち、求人に応募するなどして施設に採用される方法です。


また、保育実習で乳児院に配置され、人脈ができたり自分の人柄を知ってもらえたりした場合、卒業後の採用に繋がることもあります。


乳児院の保育士に求められるスキル

乳児院の仕事には、さまざまな職種のスタッフや各種機関との連携が必要となります。また、保護者への支援を行うケースも多いため、コミュニケーション能力は必須となります。


持っていると役立つ知識としては、乳幼児に関する専門知識が挙げられます。通常の保育園の乳児クラスを担当した経験や、自身の育児経験などが活かせることもあるでしょう。


また、乳児院では障がいを持つ子どもも多く養育するため、医療・福祉に関する知識を持つ人も歓迎されます。


乳児院は24時間体制で子どもを見守る必要があるため、保育士にも夜勤があるケースがほとんどです。通常の保育園にない業務も含まれるため、命を背負う責任をより強く感じることもあるかもしれません。


ただ、その分やりがいが大きく、世の中に必要とされている仕事でもあります。


子どもが好きで、誰かの役に立つことがしたい。そんなふうに感じている人は、乳児院で働く保育士の仕事を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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