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乳児保育(0〜2歳児)の特徴は?仕事内容、必要なスキル

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保育士のニーズが高まる中、とくに今注目されているのが、「乳児保育」の分野です。


産休が明けてすぐの赤ちゃんを含め、0〜2歳児を預かる乳児保育には、どんな特徴があるのでしょうか? また、保育士にはどんなスキルが求められるのでしょうか?


今回は、乳児保育の特徴や仕事内容、そこで働くためのポイントをご紹介します。




乳児保育とは、0〜2歳児向けの保育

乳児保育とは、一般的に「0〜2歳児の子ども向けの保育」を指す言葉です。


児童福祉法における「乳児」の定義は「満一歳に満たない者」、つまり0歳児のことを指します。


しかし、保育園をはじめとする保育施設では、0歳児だけでなく0〜2歳児までを「乳児クラス(乳児保育)」、その上の年代にあたる3〜5歳児を「幼児クラス(幼児保育)」として分けているケースがほとんどです。


0〜2歳児向けである「乳児保育」は、生まれて間もない子どもたちと直接関わる、重要な仕事です。安全で快適な環境を確保しつつ、子どもたちの食事や排泄の世話を行い、豊かな情緒を育む工夫を心がけ、心身の健やかな成長をサポートします。




乳児保育の特徴は?幼児保育との違い

0〜2歳児の乳児保育には、3歳児以上の幼児保育に比べ、担当する子どもの人数や保育士の需要の度合いに違いが見られます。



1.担当する子どもの人数が少ない

国の基準により、保育施設に必要とされる保育士の最低人数は明確に定められています。幼児保育の場合、3歳児 20人に対して保育士1人、4歳児・5歳児は子ども30人に対して保育士1人の配置が義務付けられています。


そして乳児保育の場合、0歳児は子ども3人に対して保育士1人、1歳児・2歳児は子ども6人に対して保育士1人が必要となります。


自力でできることがまだ少ない乳児の保育では、より多くの手間と注意力が求められます。その分、1人の保育士が担当できる子どもの数が少なく設定されているのですね。



2.保育士の需要がとくに多い

担当できる子どもの人数に限りがあるため、乳児保育では、とくに保育士の人数を確保することが課題となります。


2015年には、待機児童問題解消のため、小規模保育事業制度が導入されました。この制度により、園児の数が6〜19名の小規模保育施設が急増。これらの小規模保育施設には、もともと待機児童の数が多かった「乳児保育」に特化している園も少なくありません。


今、乳児保育を行うことができる保育士の需要は非常に高く、今後もますます高まっていくと見られています。



3.苦労もあるが、やりがいも多い

ミルクやオムツ替えといったサポートは子どもの健康に深く関わっています。しかし、0〜2歳児の多くは、言葉によるコミュニケーションがまだ充分に取れません。乳児保育を行う保育士には、表情や泣き声から感情を読み取り、子どもが何をしてほしいのかを判断するスキルが必要となります。


また、言葉で気持ちを表現できない分、かみつきや引っかきといった行動も生じやすい時期です。これらの行動は、保育士に対しても、また子ども同士でも見られます。子どもたちの怪我をはじめ、トラブルをできるだけ回避できるよう、きめ細やかな目配りが求められます。


このように、苦労も多い乳児保育ですが、一方で大きな喜びも感じられる仕事です。


成長スピードの早い子どもたちを見守る乳児保育では、つかまり立ちやトイレトレーニングなど、「できなかったことができるようになる」場面に接する機会も多くなります。そんなときには、子どもたちの健康と成長に貢献できている実感を得られるでしょう。


また、担当する子どもの人数が少ない分、一人ひとりにじっくり関わることができます。子どもが大好きな人にとっては、やりがいの大きな仕事です。




乳児保育の仕事内容

乳児保育の現場では、具体的に次のような仕事を行います。



食事の援助

子どもの発達に応じて、ミルクの準備や授乳、離乳食を食べるサポートなどを行います。



排泄の援助

こちらも子どもの発達に応じて、オムツ替えやトイレトレーニングなどのサポートを行います。



昼寝の援助

乳児にとって、昼寝は健康に関わる大切な習慣であると同時に、睡眠の基礎を学ぶ場でもあります。「暗くなったら寝る時間」「寝るときには静かにする」といった習慣が身につくようにサポートします。



発達に合った遊びの援助

0〜2歳児は、発達による変化が激しい時期です。歩けないうちは手足や身体を動かす遊び、歩き始めたらバランス感覚を育てる遊び、さらに成長したらルールを学ぶ集団ゲームなど、発達段階に合った遊びを提供します。



安全な環境の整備

おもちゃなど、子どもたちが触れる可能性のあるものは、こまめに消毒します。また、歩行やはいはいなどする際に危険がないよう、保育室の整理整頓や掃除を行い、安全な環境をキープします。



事務作業

一般の保育士と同様、園だよりの作成や、連絡帳の記入、園に提出する書類の作成など、事務作業も行います。




乳児保育を行う保育士に求められること

乳児保育を担当する際に重要なのは、乳児期の子どもの発達について理解することと、一人ひとりの個人差を把握することです。


乳児期の子どもは、成長のスピードが早い分、月齢差や個人差も大きくなります。安全な保育を行うためには、正しい知識と臨機応変な対応の両方が必要になります。


また、0〜2歳の時期に接する物事は、その後の心身の発達に大きく影響します。ふれあいを通じて大人との健やかな愛着関係を気づいたり、さまざまな遊びを通して運動能力や感受性を育んだりと、人生の礎を築く時期と言えます。


さらに、同年代の子どもたちと一緒に過ごす中で、協調性や自立心、挨拶などの基本的な生活習慣を身につけさせることも、乳児保育の大切な役割です。


さまざまな役割を持つ乳児保育。保育士には、子どもへの愛情と強い責任感が求められます。




乳児保育を行う保育士になるには?

他の保育士同様、乳児保育に必要な資格は「保育士資格」です。新たな資格や免許を取得する必要はありません。


乳児保育を専門に担当したい場合は、乳児のみを対象としている小規模保育施設か、乳児クラスの求人案件に絞って応募すると良いでしょう。

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保育士のニーズが高まる中、とくに今注目されているのが、「乳児保育」の分野です。


産休が明けてすぐの赤ちゃんを含め、0〜2歳児を預かる乳児保育には、どんな特徴があるのでしょうか? また、保育士にはどんなスキルが求められるのでしょうか?


今回は、乳児保育の特徴や仕事内容、そこで働くためのポイントをご紹介します。




乳児保育とは、0〜2歳児向けの保育

乳児保育とは、一般的に「0〜2歳児の子ども向けの保育」を指す言葉です。


児童福祉法における「乳児」の定義は「満一歳に満たない者」、つまり0歳児のことを指します。


しかし、保育園をはじめとする保育施設では、0歳児だけでなく0〜2歳児までを「乳児クラス(乳児保育)」、その上の年代にあたる3〜5歳児を「幼児クラス(幼児保育)」として分けているケースがほとんどです。


0〜2歳児向けである「乳児保育」は、生まれて間もない子どもたちと直接関わる、重要な仕事です。安全で快適な環境を確保しつつ、子どもたちの食事や排泄の世話を行い、豊かな情緒を育む工夫を心がけ、心身の健やかな成長をサポートします。




乳児保育の特徴は?幼児保育との違い

0〜2歳児の乳児保育には、3歳児以上の幼児保育に比べ、担当する子どもの人数や保育士の需要の度合いに違いが見られます。



1.担当する子どもの人数が少ない

国の基準により、保育施設に必要とされる保育士の最低人数は明確に定められています。幼児保育の場合、3歳児 20人に対して保育士1人、4歳児・5歳児は子ども30人に対して保育士1人の配置が義務付けられています。


そして乳児保育の場合、0歳児は子ども3人に対して保育士1人、1歳児・2歳児は子ども6人に対して保育士1人が必要となります。


自力でできることがまだ少ない乳児の保育では、より多くの手間と注意力が求められます。その分、1人の保育士が担当できる子どもの数が少なく設定されているのですね。



2.保育士の需要がとくに多い

担当できる子どもの人数に限りがあるため、乳児保育では、とくに保育士の人数を確保することが課題となります。


2015年には、待機児童問題解消のため、小規模保育事業制度が導入されました。この制度により、園児の数が6〜19名の小規模保育施設が急増。これらの小規模保育施設には、もともと待機児童の数が多かった「乳児保育」に特化している園も少なくありません。


今、乳児保育を行うことができる保育士の需要は非常に高く、今後もますます高まっていくと見られています。



3.苦労もあるが、やりがいも多い

ミルクやオムツ替えといったサポートは子どもの健康に深く関わっています。しかし、0〜2歳児の多くは、言葉によるコミュニケーションがまだ充分に取れません。乳児保育を行う保育士には、表情や泣き声から感情を読み取り、子どもが何をしてほしいのかを判断するスキルが必要となります。


また、言葉で気持ちを表現できない分、かみつきや引っかきといった行動も生じやすい時期です。これらの行動は、保育士に対しても、また子ども同士でも見られます。子どもたちの怪我をはじめ、トラブルをできるだけ回避できるよう、きめ細やかな目配りが求められます。


このように、苦労も多い乳児保育ですが、一方で大きな喜びも感じられる仕事です。


成長スピードの早い子どもたちを見守る乳児保育では、つかまり立ちやトイレトレーニングなど、「できなかったことができるようになる」場面に接する機会も多くなります。そんなときには、子どもたちの健康と成長に貢献できている実感を得られるでしょう。


また、担当する子どもの人数が少ない分、一人ひとりにじっくり関わることができます。子どもが大好きな人にとっては、やりがいの大きな仕事です。




乳児保育の仕事内容

乳児保育の現場では、具体的に次のような仕事を行います。



食事の援助

子どもの発達に応じて、ミルクの準備や授乳、離乳食を食べるサポートなどを行います。



排泄の援助

こちらも子どもの発達に応じて、オムツ替えやトイレトレーニングなどのサポートを行います。



昼寝の援助

乳児にとって、昼寝は健康に関わる大切な習慣であると同時に、睡眠の基礎を学ぶ場でもあります。「暗くなったら寝る時間」「寝るときには静かにする」といった習慣が身につくようにサポートします。



発達に合った遊びの援助

0〜2歳児は、発達による変化が激しい時期です。歩けないうちは手足や身体を動かす遊び、歩き始めたらバランス感覚を育てる遊び、さらに成長したらルールを学ぶ集団ゲームなど、発達段階に合った遊びを提供します。



安全な環境の整備

おもちゃなど、子どもたちが触れる可能性のあるものは、こまめに消毒します。また、歩行やはいはいなどする際に危険がないよう、保育室の整理整頓や掃除を行い、安全な環境をキープします。



事務作業

一般の保育士と同様、園だよりの作成や、連絡帳の記入、園に提出する書類の作成など、事務作業も行います。




乳児保育を行う保育士に求められること

乳児保育を担当する際に重要なのは、乳児期の子どもの発達について理解することと、一人ひとりの個人差を把握することです。


乳児期の子どもは、成長のスピードが早い分、月齢差や個人差も大きくなります。安全な保育を行うためには、正しい知識と臨機応変な対応の両方が必要になります。


また、0〜2歳の時期に接する物事は、その後の心身の発達に大きく影響します。ふれあいを通じて大人との健やかな愛着関係を気づいたり、さまざまな遊びを通して運動能力や感受性を育んだりと、人生の礎を築く時期と言えます。


さらに、同年代の子どもたちと一緒に過ごす中で、協調性や自立心、挨拶などの基本的な生活習慣を身につけさせることも、乳児保育の大切な役割です。


さまざまな役割を持つ乳児保育。保育士には、子どもへの愛情と強い責任感が求められます。




乳児保育を行う保育士になるには?

他の保育士同様、乳児保育に必要な資格は「保育士資格」です。新たな資格や免許を取得する必要はありません。


乳児保育を専門に担当したい場合は、乳児のみを対象としている小規模保育施設か、乳児クラスの求人案件に絞って応募すると良いでしょう。

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