子どもたちの成長を見守り助ける保育士は、子どもが好きな人にとって非常にやりがいのある仕事です。
共働き家庭の増加や教育無償化の影響を受け、保育士の人材補強は今や社会的な課題となっています。「保育士になりたい」と考える人にとって、今の時期は売り手市場の良い潮目とも言えるでしょう。
保育士になるための方法は大きく分けて2つ。1つは「指定保育士養成施設」として認可された専門学校や大学などを卒業すること、もう1つは保育士試験を受けて合格することです。
今回は後者の「保育士試験」について、筆記試験・実技試験それぞれの内容と、合格後の流れについて解説します。
保育士試験とは、国家資格である「保育士」を取得するための試験です。
保育に関する仕事は資格がなくてもできますが、保育士を名乗るためには国家資格が必要となります。
保育士試験は1年に2回、前期(4月)と後期(10月)に実施されます。どちらの場合も、内容は筆記試験と実技試験の2種類です。資格取得のためにはその両方に合格することが必要とされています。
保育士試験の筆記試験は、マークシート式で全160問が出題されます。内容は次のとおりです。
以上の9科目から各10〜20問ずつ出題されます。
筆記試験をクリアした人のみが実技試験に進めるため、保育士試験合格を目指すのであれば、まずは筆記試験対策を万全にすることが重要です。
筆記試験対策としては、過去問題集や参考書などを使って勉強する方法、試験対策講座を受講する方法などがあります。
保育士試験の実技試験は、筆記試験に合格した人のみ受験することができます。内容は次のとおりです。
上記3つの分野のうち、2つを選んで受験することができます。
初めて受験を目指す人にとっては「造形表現って何?」「言語表現とは?」と疑問が生まれるかもしれません。それぞれの内容は、大まかに次のとおりです。
子どもたちに歌って聴かせることを想定して、課題曲を弾き歌いする(ピアノ、ギター、アコーディオンから1つ選択できる)。
試験会場にて指定された場面を、制限時間内に絵画で表現する。
子どもに数分間の「お話」をして聴かせることを想定し、あらかじめ指定された物語を口話で披露する。
*
以上の3つから、自分が得意な分野を2つ選んで受験することができます。
保育士試験(筆記・実技)に見事合格した後は、合格証を受け取ります。ここでくれぐれも注意したいのは、このままでは「保育士」として働くことができない点です。
保育士として働くためには、社会福祉法人日本保育協会が運営する登録事務処理センターに対し、保育士登録を行う必要があります。
保育士登録の詳しい手順については、登録事務処理センター公式サイトをご覧ください。
なお、登録には申請から最大2ヶ月程度かかることがあります。すぐに仕事探しを始めたい人は、早めの申請を行いましょう。
保育士として無事に登録が完了したら、インターネットやハローワークなどを使って保育士の求人に応募します。最近は保育士専門の求人サイトや就職エージェントサイトも充実しているので、それらを上手に活用するのも良いでしょう。
その後は、働きたい園の見学会や説明会に参加する、履歴書やエントリーシートを提出する、面接や採用試験を受ける......といった流れを経て、保育士として働きだすことが可能です。
保育士試験は国家資格の中でも難関で、合格者は毎回10〜20%前後にとどまっています。独学で取得するにはかなりハードルの高い資格です。
保育士を目指す場合、一般的には、保育士の専門学校や保育過程のある大学・短期大学に通うことが近道と言えるでしょう。
とくに、子育ての経験や保育施設での勤務経験などが全くなく、未経験から保育士を目指す人にとっては、実習が充実した専門学校に通うことがおすすめです。実習経験を積むことで、就職の際も有利になります。
東京YMCA社会体育・保育専門学校では、実習授業にとくに力を入れています。また、手厚い就職相談や実際の保育園とのネットワークを活かしたサポートで、2018年、2019年卒業生は就職率100%を達成しました。
指定保育士養成施設に認可されているため、保育士試験を受ける必要はありません。卒業と同時に保育士の資格を取得することができます。また希望者は、在学2年間で保育士と幼稚園教諭二種免許状のW取得も可能です。
気になる方はぜひ無料の体験入学や資料請求をご活用ください。保育士になるという夢に続く大きな一歩を、今こそ踏み出してみるのはいかがでしょうか?
子どもたちの成長を見守り助ける保育士は、子どもが好きな人にとって非常にやりがいのある仕事です。
共働き家庭の増加や教育無償化の影響を受け、保育士の人材補強は今や社会的な課題となっています。「保育士になりたい」と考える人にとって、今の時期は売り手市場の良い潮目とも言えるでしょう。
保育士になるための方法は大きく分けて2つ。1つは「指定保育士養成施設」として認可された専門学校や大学などを卒業すること、もう1つは保育士試験を受けて合格することです。
今回は後者の「保育士試験」について、筆記試験・実技試験それぞれの内容と、合格後の流れについて解説します。
保育士試験とは、国家資格である「保育士」を取得するための試験です。
保育に関する仕事は資格がなくてもできますが、保育士を名乗るためには国家資格が必要となります。
保育士試験は1年に2回、前期(4月)と後期(10月)に実施されます。どちらの場合も、内容は筆記試験と実技試験の2種類です。資格取得のためにはその両方に合格することが必要とされています。
保育士試験の筆記試験は、マークシート式で全160問が出題されます。内容は次のとおりです。
以上の9科目から各10〜20問ずつ出題されます。
筆記試験をクリアした人のみが実技試験に進めるため、保育士試験合格を目指すのであれば、まずは筆記試験対策を万全にすることが重要です。
筆記試験対策としては、過去問題集や参考書などを使って勉強する方法、試験対策講座を受講する方法などがあります。
保育士試験の実技試験は、筆記試験に合格した人のみ受験することができます。内容は次のとおりです。
上記3つの分野のうち、2つを選んで受験することができます。
初めて受験を目指す人にとっては「造形表現って何?」「言語表現とは?」と疑問が生まれるかもしれません。それぞれの内容は、大まかに次のとおりです。
子どもたちに歌って聴かせることを想定して、課題曲を弾き歌いする(ピアノ、ギター、アコーディオンから1つ選択できる)。
試験会場にて指定された場面を、制限時間内に絵画で表現する。
子どもに数分間の「お話」をして聴かせることを想定し、あらかじめ指定された物語を口話で披露する。
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以上の3つから、自分が得意な分野を2つ選んで受験することができます。
保育士試験(筆記・実技)に見事合格した後は、合格証を受け取ります。ここでくれぐれも注意したいのは、このままでは「保育士」として働くことができない点です。
保育士として働くためには、社会福祉法人日本保育協会が運営する登録事務処理センターに対し、保育士登録を行う必要があります。
保育士登録の詳しい手順については、登録事務処理センター公式サイトをご覧ください。
なお、登録には申請から最大2ヶ月程度かかることがあります。すぐに仕事探しを始めたい人は、早めの申請を行いましょう。
保育士として無事に登録が完了したら、インターネットやハローワークなどを使って保育士の求人に応募します。最近は保育士専門の求人サイトや就職エージェントサイトも充実しているので、それらを上手に活用するのも良いでしょう。
その後は、働きたい園の見学会や説明会に参加する、履歴書やエントリーシートを提出する、面接や採用試験を受ける......といった流れを経て、保育士として働きだすことが可能です。
保育士試験は国家資格の中でも難関で、合格者は毎回10〜20%前後にとどまっています。独学で取得するにはかなりハードルの高い資格です。
保育士を目指す場合、一般的には、保育士の専門学校や保育過程のある大学・短期大学に通うことが近道と言えるでしょう。
とくに、子育ての経験や保育施設での勤務経験などが全くなく、未経験から保育士を目指す人にとっては、実習が充実した専門学校に通うことがおすすめです。実習経験を積むことで、就職の際も有利になります。
東京YMCA社会体育・保育専門学校では、実習授業にとくに力を入れています。また、手厚い就職相談や実際の保育園とのネットワークを活かしたサポートで、2018年、2019年卒業生は就職率100%を達成しました。
指定保育士養成施設に認可されているため、保育士試験を受ける必要はありません。卒業と同時に保育士の資格を取得することができます。また希望者は、在学2年間で保育士と幼稚園教諭二種免許状のW取得も可能です。
気になる方はぜひ無料の体験入学や資料請求をご活用ください。保育士になるという夢に続く大きな一歩を、今こそ踏み出してみるのはいかがでしょうか?