東京YMCA 社会体育・保育専門学校

スポーツトレーナーは、「身体を動かすことが好き」という人にぴったりのお仕事。その中でもパーソナルトレーナーは、クライアント一人ひとりにじっくり向き合える点が魅力的です。

そんなパーソナルトレーナーを目指す人にとって、「実際に働く上で、どんな苦労ややりがいがあるのかな？」というのは気になるポイントではないでしょうか。

そこで今回は、パーソナルトレーナーの仕事における「苦労とやりがい」を、大きく分けて3つずつ紹介します。

パーソナルトレーナーとはどんな仕事？

パーソナルトレーナーの主な仕事は、クライアントの目的に合わせたトレーニング計画を立て、安全を確保しつつ目的達成のためのサポートやアドバイスを行うこと。具体的には、次のようなことを行います。

●カウンセリング

クライアントの目的や悩みをヒアリングし、トレーニング計画を立てていきます。

●トレーニング

クライアントの目標に沿って、筋トレやエクササイズなどを一緒に行います。

●食事指導、栄養管理

クライアントの目的に合わせ、トレーニングと同時に食事指導や栄養についてのアドバイスを行います。

他にも、事務作業や営業活動など色々な業務があります。

クライアントとマンツーマンで接する分、個人に合わせたきめ細かいアドバイス、食事や生活習慣の改善などを含め、より幅広いサポートが可能です。クライアントの肉体はもちろん、メンタル面も支えながら、二人三脚で目標達成を目指していきます。

パーソナルトレーナーのやりがい

パーソナルトレーナーの仕事では、次のようなやりがいが得られます。

クライアントと一緒に目標達成できる

多くのパーソナルトレーナーにとって最も嬉しいのは、クライアントの成長をともに喜び合える瞬間でしょう。パーソナルトレーナーは、クライアントの課題解決や目標達成をすぐそばで見守り、支えることができます。クライアントの目標達成が、そのままトレーナー自身の目標達成にも繋がる仕事です。

誰かの人生を良い方に変えられる

ダイエット、筋力増強、体調不良の改善......。クライアントは誰しも、悩みや課題を抱えています。それは、当人にとって深刻なコンプレックスであることも多いもの。そんなコンプレックスを解消し、自信と笑顔を取り戻すサポートができるのが、パーソナルトレーナーです。人の人生を変えるお手伝いができる仕事、とも言えるでしょう。

「好き」を仕事に活かせる

「身体を動かすことが好き」「とにかくスポーツが好き」という人は、その気持ち自体が仕事のモチベーションに繋がります。パーソナルトレーナーは、自分の体力や運動能力、専門知識やスキルをフル活用して、クライアントの要望を叶える仕事です。自分を磨けば磨くほど良い結果を出すことに繋がるため、仕事とやりがいとの間にポジティブなスパイラルを感じられます。

パーソナルトレーナーの苦労

やりがいが大きなパーソナルトレーナーですが、大変なこともあります。たとえば、次のようなものです。

知識やスキルのアップデートが求められる

パーソナルトレーナーの仕事には、スポーツ科学や栄養学、トレーニングなどに関する専門知識が不可欠です。これらの分野は現在進行形で研究され、その内容も更新され続けているため、トレーナー個人にも常に知識やスキルのアップデートが求められます。逆に考えると、自分が知識やスキルを磨いた分だけ、仕事のクオリティアップに直結できる仕事です。

自身もトレーニングが必要

パーソナルトレーナーは、自身のトレーニングも欠かせません。スポーツトレーナーは身体が資本の仕事ですし、一般的に考えて、不健康そうな見た目のトレーナーに「指導してほしい」と感じる人は少ないですよね。指導に説得力を持たせ、クライアントのモチベーションをアップさせるためにも、トレーナー自身がある程度トレーニングを続けることが求められます。

集客対策

とくに独立してフリーランスとして働く場合、集客も自分自身で工夫する必要があります。従来のチラシや口コミによる集客はもちろん、近年はSNSやブログを活用するなど、さまざまな方法を活用できます。頑張った分だけ成果や実績を得やすくなるため、集客活動がモチベーションに繋がることも多いでしょう。

パーソナルトレーナーは、人の人生を変えられる仕事

パーソナルトレーナーは、大きなやりがいを得られる仕事です。大変なこともありますが、誰かの人生を変えるお手伝いができることは、この仕事の醍醐味と言えます。

「スポーツが好き」「人の役に立つ仕事がしたい」という人は、パーソナルトレーナーを視野に入れてみてはいかがでしょうか。